「最近太りやすくなった」「疲れやすくなった」と感じていませんか?
- 若い頃と同じ食事なのに体重が増える
- お腹や太ももに脂肪がつきやすくなった
- 階段を上るだけで息が切れる
- 少し動くだけで疲れてしまう
- 肩こりや腰痛がなかなか改善しない
- ダイエットをしても思うように痩せない
このような変化を「年齢だから仕方ない」と思っていませんか。
もちろん加齢の影響はあります。しかし、体型や健康状態が変化する大きな理由は筋力の低下です。
筋肉は見た目だけではなく、基礎代謝や姿勢、関節の安定、疲れにくさなど、健康を維持するために欠かせない役割を担っています。
当院でも、「運動不足で筋肉が落ちたことが原因で腰痛や肩こりが悪化した」「体重が増えて膝が痛くなった」という方が多く来院されています。
今回は、筋力低下による体への影響と、健康的な体づくりのポイントについて解説します。
基礎代謝とは?
基礎代謝とは、呼吸・心臓の拍動・体温維持など、生きていくために最低限必要なエネルギー消費のことです。
何もしていなくても私たちはエネルギーを消費しています。
基礎代謝は次のような要素によって決まります。
- 年齢
- 性別
- 身長・体重
- 筋肉量
この中でも特に影響が大きいのが筋肉量です。
筋肉が多い人ほど基礎代謝が高くなり、反対に筋肉が減ると消費カロリーも減少します。
つまり、以前と同じ食事をしていても太りやすくなるのです。
年齢とともに基礎代謝が低下する理由
「若い頃は少しくらい食べ過ぎてもすぐに体重が戻ったのに、30代を過ぎてからなかなか痩せなくなった」と感じる方は少なくありません。その大きな理由の一つが基礎代謝の低下です。
基礎代謝は20歳前後をピークに、その後は年齢とともに少しずつ低下していきます。しかし、その原因は加齢だけではありません。
社会人になると、学生時代に比べて身体を動かす機会が大きく減ります。
- デスクワーク中心で長時間座ることが多い
- 通勤や買い物も車で移動することが増える
- 仕事や家事、育児で運動する時間が取れない
- 外食や飲酒が増え、食生活が乱れやすい
このような生活習慣が続くことで筋肉を使う機会が減り、筋肉量は少しずつ減少していきます。
筋肉は身体の中でも最も多くエネルギーを消費する組織です。そのため、筋肉量が減ると何もしなくても消費されるエネルギー量(基礎代謝)が低下し、以前と同じ食事量でも脂肪が蓄積しやすくなります。
さらに30代・40代になると、筋力の低下だけでなく柔軟性や関節の動きも悪くなり始めます。その結果、
- 体重が増えやすくなる
- 疲れやすくなる
- 肩こりや首こりが慢性化する
- 腰痛や膝痛が起こりやすくなる
- 階段の昇り降りや長時間の歩行がつらくなる
など、体型だけでなく健康面にもさまざまな影響が現れてきます。
筋肉は使わなければ年齢とともに減少しますが、適切な運動を継続すれば何歳からでも増やすことが可能です。
「年齢だから仕方ない」と諦めるのではなく、筋力を維持・向上させることが、基礎代謝を保ち、太りにくく疲れにくい身体づくりにつながります。
妊娠・出産で筋力は大きく低下する
女性にとって妊娠・出産は身体が大きく変化するライフイベントです。お腹の中で赤ちゃんを育てるため、ホルモンバランスや姿勢、骨盤の状態が大きく変化し、筋力や体力も低下しやすくなります。
妊娠中は赤ちゃんの成長とともにお腹が大きくなるため、激しい運動や負荷の高い筋力トレーニングは制限されます。また、お腹を支えるために反り腰になりやすく、腹筋や骨盤底筋群が十分に働きにくい状態になります。
さらに出産後は育児が始まり、
- 抱っこ
- 授乳
- おむつ替え
- 夜泣きへの対応
- 睡眠不足
- 家事との両立
などで一日が終わってしまい、自分のために運動する時間を確保することが難しくなります。
産後は「リラキシン」というホルモンの影響がしばらく続くため、骨盤や関節、靭帯はまだ不安定な状態です。その状態で無理にランニングや筋力トレーニングを始めると、腰や膝、股関節を痛めてしまうこともあります。一方で、全く身体を動かさない状態が続くと筋肉量はさらに減少し、基礎代謝も低下してしまいます。
その結果、
- 妊娠前の体重に戻らない
- お腹や下半身に脂肪がつきやすくなる
- 腰痛や股関節痛が起こる
- 抱っこで肩こりや腱鞘炎になる
- 骨盤底筋群の筋力低下による尿漏れ
- 疲れやすく体力が戻らない
といった症状につながることがあります。
また、産後は体重だけでなく姿勢の変化も起こりやすくなります。抱っこや授乳による前かがみ姿勢が続くことで猫背や巻き肩になり、肩こりや腰痛を繰り返す方も少なくありません。
そのため産後の身体づくりでは、「早く痩せたい」という気持ちから激しい運動を始めるのではなく、まずは骨盤のバランスを整え、骨盤底筋群や腹筋(インナーマッスル)を中心に筋力を回復させることが大切です。
身体の状態に合わせてウォーキングや軽い筋力トレーニングから少しずつ運動量を増やしていくことで、基礎代謝が向上し、腰痛や肩こりの予防、体型の改善にもつながります。産後は焦らず、ご自身の身体の回復に合わせた運動療法を継続することが、健康的に体力と体型を取り戻す近道です。
筋肉が減ると起こる5つの変化
① 基礎代謝が下がる
筋肉は身体の中でも多くのエネルギーを消費します。
筋肉量が減れば基礎代謝も下がり、脂肪が燃えにくい身体になります。
② 姿勢が悪くなる
筋肉は骨格を支えています。
筋力が低下すると
- 猫背
- 巻き肩
- 反り腰
などが起こりやすくなります。
姿勢が崩れることで肩こりや腰痛も悪化しやすくなります。
③ 関節に負担がかかる
筋肉は関節を守るクッションの役割があります。
筋肉が弱くなると
- 膝痛
- 股関節痛
- 腰痛
- 首の痛み
などが起こりやすくなります。
④ 疲れやすくなる
歩く・立つ・階段を上るなどの日常動作でも筋肉を使います。
筋肉量が減ると少し動いただけでも疲れやすくなります。
⑤ 転倒しやすくなる
年齢とともに最初に衰えやすいのは下半身です。
足が上がらなくなり、
- 段差でつまずく
- バランスを崩す
- 転倒する
などのリスクが高まります。
健康寿命を延ばすために筋肉は欠かせません
日本は世界でも有数の長寿国ですが、「長生きすること」と「健康に生活できること」は同じではありません。
健康寿命とは、介護を必要とせず、自分の足で歩き、日常生活を自立して送ることができる期間を指します。平均寿命と健康寿命には約10年前後の差があるとされ、その期間は思うように身体を動かせず、不自由な生活を送る方も少なくありません。
健康寿命を左右する大きな要素の一つが筋肉量です。
筋肉は20代をピークに、特別な運動をしていなければ年齢とともに少しずつ減少していきます。特に下半身や体幹の筋力が低下すると、姿勢を支える力が弱くなり、日常生活にもさまざまな影響が現れます。
例えば、
- 少し歩いただけで疲れる
- 階段の上り下りがつらい
- 立ち上がる時によろける
- 転びやすくなる
- 外出する機会が減る
といった変化が起こりやすくなります。
運動量が減るとさらに筋肉が落ち、基礎代謝も低下します。その結果、体重が増えやすくなり、膝や腰への負担も増加します。身体が重くなることで「動くのが面倒」と感じるようになり、ますます運動不足が進むという悪循環に陥ってしまいます。
また、筋肉量の低下は見た目だけの問題ではありません。筋肉は血液循環を促進し、姿勢を維持し、関節を支える役割も担っています。筋力が低下すると、肩こりや腰痛、膝痛などの慢性的な不調が起こりやすくなるだけでなく、転倒や骨折のリスクも高まります。
しかし、筋肉はいくつになっても鍛えることができます。
適切な運動を継続することで筋力は向上し、基礎代謝も上がり、疲れにくく動きやすい身体へと変わっていきます。年齢を理由に諦める必要はありません。
健康寿命を延ばすために大切なのは、無理な運動ではなく、自分の体力や身体の状態に合った運動を継続することです。
当院では、姿勢や骨盤のバランスを整えながら、一人ひとりの筋力や体力に合わせた運動療法・速トレ(EMS)を行っています。運動が苦手な方や筋力に自信がない方でも安心して取り組める内容です。
**「いつまでも自分の足で歩きたい」「健康で好きなことを楽しみたい」**という方は、今から筋肉を維持・向上させることが、10年後・20年後の健康への大きな投資になります。
速筋と遅筋の違い
筋肉は大きく分けると**「速筋(そっきん)」と「遅筋(ちきん)」**の2種類があります。それぞれ役割が異なるため、健康維持やダイエットのためには両方をバランスよく鍛えることが大切です。
速筋とは
速筋は、瞬発力や大きな力を発揮する筋肉です。
例えば、
- 筋力トレーニング
- ダッシュ
- ジャンプ
- 階段を勢いよく上る
- 重い荷物を持ち上げる
などの動作で主に使われます。
速筋は筋肉量を増やしやすく、基礎代謝を高める働きがあります。そのため、ダイエットや太りにくい体づくりには欠かせない筋肉です。
一方で、速筋は日常生活ではあまり使われないため、20代頃から徐々に減少しやすいという特徴があります。
速筋が減ると、
- 基礎代謝が下がる
- 太りやすくなる
- 力が入りにくくなる
- 転びやすくなる
- 疲れやすくなる
といった変化が現れやすくなります。
遅筋とは
遅筋は、持久力を支える筋肉です。
主に、
- ウォーキング
- 散歩
- 軽いジョギング
- 自転車
- 日常生活での歩行や立ち仕事
などの有酸素運動で使われます。
遅筋は疲れにくく、長時間働き続けることができるため、姿勢を支えたり、歩き続けたりする際に重要な役割を担っています。
また、日常生活の中でも使われる機会が多いため、速筋に比べて加齢による衰えは緩やかです。
健康維持には両方の筋肉が必要
「ウォーキングだけしているから大丈夫」と思われる方も多いですが、ウォーキングだけでは遅筋は鍛えられても、速筋への刺激は十分ではありません。
速筋が減少すると基礎代謝が低下し、消費カロリーが減るため、年齢とともに太りやすくなる原因になります。
一方で、筋力トレーニングだけでは心肺機能や持久力が十分に向上しないため、健康維持には有酸素運動も欠かせません。
つまり、
- 速筋を鍛えることで、基礎代謝が上がり、太りにくく動ける体をつくる。
- 遅筋を鍛えることで、持久力が向上し、疲れにくい体をつくる。
この2つを組み合わせることが、健康維持やダイエット、健康寿命の延伸につながります。
当院の運動療法
当院では、姿勢や骨盤のバランスを整えながら、**速トレ(EMS)**によって普段使われにくい速筋を効率よく刺激し、さらにウォーキングなどの有酸素運動を組み合わせることで、速筋・遅筋の両方をバランスよく鍛えることをおすすめしています。
筋力は年齢とともに低下しますが、何歳からでも鍛え直すことができます。「最近疲れやすくなった」「体型が変わってきた」「運動が続かない」という方こそ、無理なく継続できる運動から始めることが、将来の健康につながります。
ダイエットには「速筋」を鍛えることも大切
ダイエットというと「ウォーキングを毎日頑張っている」という方は多いですが、ウォーキングだけでは主に**遅筋(持久力を支える筋肉)**が使われます。遅筋を鍛えることは健康維持や体力向上に効果的ですが、筋肉量を大きく増やすことは難しく、基礎代謝を高める効果には限界があります。
一方、**基礎代謝を上げて痩せやすい体をつくるためには、速筋(瞬発力を発揮する筋肉)を刺激する運動も欠かせません。**速筋は太ももやお尻など大きな筋肉に多く存在しており、筋肉量の増加や消費エネルギーの向上に大きく関係しています。
速筋を鍛えることで、次のようなメリットが期待できます。
- 基礎代謝が上がり、消費カロリーが増える
- 脂肪が燃焼しやすい体になる
- リバウンドしにくい体質を目指せる
- お腹や脚、お尻などが引き締まりやすくなる
- 年齢とともに低下する筋力を維持しやすくなる
また、速筋は20代頃から少しずつ減少するといわれており、年齢を重ねるほど意識して鍛えることが重要です。「以前と同じ食事量なのに太るようになった」「運動しているのに痩せにくい」と感じる方は、速筋の減少によって基礎代謝が低下している可能性があります。
ただし、速筋を鍛えるために重たいバーベルを持ったり、激しい運動をしたりする必要はありません。年齢や体力に合わせた適切な負荷で行う筋力トレーニングでも十分に刺激を与えることができます。ダイエットを成功させるためには、ウォーキングなどの有酸素運動だけでなく、速筋を意識した筋力トレーニングを組み合わせることが、健康的でリバウンドしにくい体づくりへの近道です。
筋トレしても効果が出ない理由とは?
「ジムに通っているのに体型が変わらない」「頑張って筋トレを続けているのに思うような成果が出ない」と感じている方は少なくありません。その原因は、筋トレの回数や負荷だけではなく、身体のコンディションにあることがあります。
例えば、
- 猫背
- 巻き肩
- 骨盤の歪み
- 股関節の硬さ
- 肩甲骨の動きの悪さ
このような状態では、本来使いたい筋肉が十分に働かず、正しいフォームでトレーニングを行うことが難しくなります。
正しいフォームで筋トレができないと、筋肉ではなく関節に負担が集中しやすくなります。その結果、
- 肩が痛くなる
- 腰に負担がかかる
- 膝を痛める
- 股関節に違和感が出る
など、筋トレによる効果を感じる前に痛みが出てしまい、運動を続けられなくなるケースも少なくありません。
また、筋肉は**十分に伸びてから縮むことで効率よく鍛えられます。**しかし、筋肉や関節が硬い状態では可動域が狭くなり、筋肉に十分な刺激を与えることができません。同じトレーニングをしていても、柔軟性が高く正しいフォームで行える人の方が、効率よく筋肉を鍛えることができます。
そのため、ダイエットや筋力アップを目指す場合は、筋トレだけを頑張るのではなく、姿勢や骨盤のバランスを整え、関節の可動域を広げ、筋肉が動きやすい身体をつくることが重要です。
食べないダイエットは逆効果
「とにかく食べる量を減らせば痩せる」と考えて、極端な食事制限を続けている方も少なくありません。しかし、食事量だけを減らすダイエットは、一時的に体重が減っても健康的に痩せる方法とは言えません。むしろ筋肉量が減少し、痩せにくく太りやすい体質になってしまう可能性があります。
筋肉が減り基礎代謝が低下する
食事量を極端に減らすと、エネルギーだけでなく筋肉を維持するために必要なタンパク質も不足します。すると身体は筋肉を分解してエネルギーを作ろうとするため、筋肉量が減少してしまいます。
筋肉は基礎代謝の大部分を担っています。そのため筋肉が減ると基礎代謝も低下し、以前と同じ食事量でも太りやすく、痩せにくい体になってしまいます。
身体が「省エネモード」になる
食事を抜いたり、極端なカロリー制限を続けたりすると、身体は飢餓状態と判断します。
すると生命を守るために消費エネルギーをできるだけ抑えようと働くため、基礎代謝がさらに低下します。この状態では少ない食事でも脂肪を蓄えやすくなり、ダイエットを頑張っているのに体重が減らないという悪循環に陥ることがあります。
脂肪を燃焼する栄養素も不足する
脂肪を効率よく燃焼するためには、タンパク質だけでなくビタミンやミネラルも欠かせません。
特にビタミンB群は、糖質や脂質をエネルギーへ変えるために重要な栄養素です。食事量を減らしすぎるとこれらの栄養素も不足し、脂肪が燃えにくい状態になってしまいます。
また、食物繊維が不足すると腸内環境が乱れ、便秘やぽっこりお腹の原因になることもあります。
健康的に痩せるために大切なこと
健康的なダイエットでは、「食べない」のではなく「必要な栄養をしっかり摂りながら、消費エネルギーを増やす」ことが重要です。
そのためには、
- バランスの良い食事
- 十分なタンパク質の摂取
- ビタミン・ミネラルを意識した食生活
- 筋力トレーニングと有酸素運動の組み合わせ
を継続することが大切です。
無理な食事制限では一時的に体重が減っても、筋肉量の減少によってリバウンドしやすくなります。健康的で引き締まった体を目指すためには、栄養・運動・休養のバランスを整えながら、筋肉を維持・増加させるダイエットを心掛けましょう。
接骨院で行う運動療法とは?
運動療法は単に筋トレを行うだけではありません。
まずは
- 姿勢
- 骨盤
- 関節の可動域
- 筋肉の柔軟性
を確認します。
身体が正しく動く状態を作ってから運動を行うことで、安全かつ効率よく筋肉を鍛えることができます。
当院では、一人ひとりの体力や目的に合わせて運動メニューを作成し、無理なく継続できるようサポートしています。
当院の運動療法がおすすめの方
- ダイエットしたい
- 基礎代謝を上げたい
- 健康寿命を延ばしたい
- 肩こり・腰痛を改善したい
- 運動不足を解消したい
- 一人では運動が続かない
- ジムへ通っても成果が出ない
- 産後の体力を戻したい
まとめ
年齢を重ねると太りやすくなるのは、単なる加齢だけが原因ではありません。筋力の低下によって基礎代謝が落ち、姿勢や関節のバランスが崩れることで、体型の変化や肩こり・腰痛などの不調につながることがあります。
健康的な身体を維持するためには、ウォーキングなどの有酸素運動だけでなく、速筋を意識した筋力トレーニングを取り入れ、基礎代謝を維持・向上させることが大切です。また、筋肉を効率よく鍛えるためには、姿勢や骨盤のバランス、関節の柔軟性を整えた状態で運動を行うことも重要です。
当院では、身体の状態を確認したうえで、姿勢や関節のバランスを整えながら、一人ひとりに合わせた運動療法をご提案しています。運動不足による不調やダイエット、健康寿命を延ばしたいとお考えの方は、お気軽に豊田まえやま接骨院までご相談ください。






