このような症状はありませんか?
変形性膝関節症では、次のような症状がみられます。
- 朝起きて最初の一歩が痛い
- 椅子から立ち上がるときに膝が痛い
- 階段、特に降りるときがつらい
- 長時間歩くと膝が痛くなる
- 正座やしゃがむ動作ができない
- 膝が伸びない、曲がらない
- 膝に水がたまり腫れている
- 歩くたびに膝がギシギシする感じがする
- 安静にしていても痛みを感じる
- 痛みで外出や旅行を楽しめない
初期は「歩き始めだけ痛い」「少し休めば楽になる」という程度ですが、放置すると徐々に症状が進行し、歩行や日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
変形性膝関節症とは?
変形性膝関節症とは、長年にわたり膝関節へ負担がかかることで、関節の軟骨がすり減り、炎症や骨の変形が起こる病気です。
膝関節は、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)の間にある軟骨がクッションの役割を果たし、歩く・立つ・階段を昇るなどの日常動作をスムーズに行えるようになっています。
しかし、加齢や筋力低下、体重増加、姿勢の乱れなどにより膝への負担が積み重なると、軟骨が少しずつすり減ってしまいます。
軟骨には痛みを感じる神経はありませんが、軟骨がすり減ることで関節内に炎症が起こり、周囲の組織や骨に負担がかかることで膝の痛みが現れます。
症状が進行すると骨同士が擦れ合い、骨の変形や骨棘(こつきょく)が形成され、膝の曲げ伸ばしがしづらくなったり、歩行が困難になったりすることもあります。
変形性膝関節症は年齢とともに増える病気ですが、「年齢のせいだから仕方ない」と諦める必要はありません。適切な施術や筋力トレーニング、生活習慣の見直しを行うことで、痛みの軽減や進行の予防が期待できます。

変形性膝関節症の原因
変形性膝関節症は、単に年齢だけが原因ではありません。
膝に負担をかけ続ける生活習慣や身体の使い方が積み重なることで発症することが多く、さまざまな要因が重なって起こります。
① 体重の増加
体重が増えるほど膝への負担も大きくなります。
歩行時には体重の約2〜3倍、階段の昇り降りでは約4〜6倍もの負荷が膝にかかるといわれています。
そのため、体重が3kg増えるだけでも膝への負担は大きくなり、軟骨のすり減りを早める原因になります。
② 筋力の低下
膝関節は骨だけで支えられているわけではありません。
太ももやお尻、ふくらはぎの筋肉が膝を支え、歩行時の衝撃を吸収しています。
しかし、年齢とともに筋力は低下しやすく、運動不足が続くと膝への負担がさらに大きくなります。
③ O脚・X脚
O脚やX脚では膝の内側または外側へ負担が偏ってしまいます。
負担が集中した部分から軟骨がすり減るため、変形性膝関節症を発症・進行させる原因になります。
④ 加齢
加齢に伴い軟骨は水分量が減少し、弾力性を失っていきます。
クッション機能が低下することで、関節への衝撃を十分に吸収できなくなり、変形しやすくなります。
⑤ ケガの後遺症
半月板損傷や靭帯損傷、骨折などを経験した方は、関節のバランスが変化し、将来的に変形性膝関節症を発症するリスクが高くなります。
⑥ 身体のバランスの乱れ
当院では、膝だけでなく身体全体のバランスも重要な原因の一つと考えています。
骨盤の傾きや股関節・足首の動きが悪いと、歩くたびに膝へ余計な負担がかかります。
そのため、膝だけを治療しても改善しない方が多くいらっしゃいます。
痛いからといって安静にしすぎるのは逆効果です
膝が痛いと、「なるべく動かさない方がいい」と思われる方も少なくありません。
しかし、必要以上の安静は筋力低下を招き、かえって症状を悪化させることがあります。
筋力が落ちると膝を支える力が弱くなり、少し歩いただけでも痛みが出るようになります。
さらに運動不足によって体重が増えると、膝への負担はますます大きくなり、「痛いから動かない」「動かないからさらに痛くなる」という悪循環に陥ってしまいます。
そのため、症状に合わせた適切な運動を行うことが大切です。
変形性膝関節症を改善するために大切なこと
変形した骨そのものを元に戻すことはできません。
しかし、適切な施術や筋力トレーニングによって、痛みを軽減し、進行を遅らせることは十分期待できます。
特に重要なのが、
- 体重管理
- 筋力トレーニング
- 身体のバランスを整えること
- 日常生活での身体の使い方を改善すること
です。
年齢を重ねても筋肉は鍛えることができます。
膝を支える筋肉が強くなることで関節への負担が軽減され、歩きやすさや立ち上がり動作の改善につながります。
将来も自分の足で歩き続けるためには、「膝を守る身体づくり」がとても重要です。
変形性膝関節症の施術について
変形性膝関節症では、一度変形してしまった骨を手術以外で元の形に戻すことはできません。
しかし、膝の痛みや腫れ、曲げ伸ばしのしづらさなどの症状を軽減し、変形の進行を予防することは十分に期待できます。
変形性膝関節症は、長年にわたって膝へ負担がかかり続けた結果として起こる病気です。
そのため、痛みだけを一時的に抑えても、膝へ負担がかかる原因が改善されなければ症状を繰り返してしまいます。
また、人工関節などの手術で痛みが改善したとしても、身体のバランスや歩き方に問題が残っていると、反対側の膝や股関節、腰に負担がかかり、新たな痛みにつながることもあります。
当院では、膝だけをみるのではなく、**「なぜ膝へ負担がかかっているのか」**という原因から改善することを大切にしています。
痛みの悪循環を断ち切ることが大切です
変形性膝関節症の方には、次のような悪循環がみられることが少なくありません。
膝が痛い
↓
動くのがつらくなる
↓
運動不足になる
↓
筋力が低下する
↓
体重が増える
↓
さらに膝への負担が増える
↓
痛みが悪化する
この悪循環が続くと、日常生活の動作が制限され、症状が進行しやすくなります。
そのため、膝への負担を減らしながら筋力を維持・向上させることが、改善への重要なポイントになります。
当院では筋力強化にも力を入れています
膝への負担を軽減するためには、膝を支える筋肉を鍛えることが欠かせません。
しかし、痛みが強い状態でスクワットや階段昇降などを行うと、かえって膝へ負担がかかることがあります。
そこで当院では、膝への負担を最小限に抑えながら筋力をつけられるトレーニングを取り入れています。
EMSトレーニング
寝たままインナーマッスル(体幹)を鍛え、姿勢の安定性を高めます。
体幹が安定すると歩行時の身体のブレが少なくなり、膝への負担軽減につながります。
速圧トレーニング
軽い負荷で効率よく筋力を鍛えられるため、膝への負担を抑えながら下半身の筋力アップを目指します。
筋力が向上することで、歩行や立ち上がり、階段の昇り降りなどの日常生活動作が楽になることが期待できます。
当院の施術内容
痛み・炎症の緩和
痛みや炎症が強い場合は、微弱電流(マイクロカレント)を使用し、炎症を抑えながら組織の回復を促します。
さらに、膝だけではなく全身の筋肉の緊張を和らげ、身体全体の負担を軽減していきます。
全身バランス整体
膝だけに原因があるとは限りません。
骨盤や股関節、足首など全身のバランスを整え、膝へ集中している負担を分散させます。
歩き方や立ち方のクセも改善し、再発しにくい身体づくりを目指します。
関節の可動域改善
硬くなった筋肉や関節周囲の組織を整え、膝の曲げ伸ばしをしやすくしていきます。
関節の動きが改善することで、歩行や階段の昇り降りも楽になります。
筋力トレーニング
EMSや速圧トレーニングを組み合わせ、膝へ負担をかけずに筋力アップを目指します。
筋力をつけることで膝関節が安定し、変形の進行予防や再発予防にもつながります。
セルフケア指導
施術だけではなく、ご自宅でできるストレッチや筋力トレーニング、日常生活での身体の使い方まで丁寧にお伝えします。
変形性膝関節症の施術例
※施術例であり、効果には個人差があります。
来院された方
50代男性
整形外科で変形性膝関節症と診断され、膝に水がたまる症状を繰り返していました。
整形外科へ通院しながら、症状の改善を目的に当院へ来院されました。
初回来院時の状態
- 右膝の腫れと強い痛み
- 杖を使用しながら歩行
- 左膝にも変形性膝関節症あり
- 階段昇降が困難
当院での分析
身体のバランスが崩れ、片足へ体重をかけるクセがありました。
さらにO脚の影響で膝の内側へ負担が集中し、痛みをかばうことで反対側の膝にも負担がかかっていました。
痛みによる運動不足から筋力も低下し、症状を悪化させる悪循環になっている状態でした。
施術内容
- マイクロカレントによる炎症の緩和
- 全身バランス整体
- 筋肉調整
週2回のペースで施術を行い、そのうち1回はマイクロカレントを中心に施術を実施しました。
経過
約4週間で膝の腫れが軽減し、杖を使わずに歩けるようになりました。
その後も全身バランス整体を約12週間継続し、身体のバランスを改善。
さらに速圧トレーニングを開始し、筋力を高めながら再発しにくい身体づくりを行っています。






