このようなお悩みありませんか?
- スポーツで足がブチっと音がした
- ランニング中に太ももの裏に痛みが走った
- ふくらはぎがぴきっとして歩けなくなった
- 一度痛めてから痛みが引かない
- よく肉離れになる
肉離れとは
スポーツをしたり、日常生活でも瞬発的に動いたときに筋肉に過度な収縮力がかかり筋肉が損傷することを言います。どのスポーツでもなる可能性はあります。特に多いのが太ももの裏・ふくらはぎ・太ももの前になることが多いです。
肉離れ損傷の分類
肉離れは、筋挫傷や筋断裂といいます。肉離れをしたときブチッと音がするるのは、筋肉が断裂しているからです。
肉離れの重症度
- 1度損傷 筋繊維の微細損傷 筋肉に断裂などなく筋肉痛のような感じ。
押すと痛みが出ます。歩くことはできる。
期間 1~2週間 - 2度損傷 筋繊維の部分断裂 筋肉が部分的に断裂して、内出血あり。押すと痛みも出て、普通に歩くのも困難になる状態。
期間 1~2ヶ月 - 3度損傷 筋繊維の完全断裂 筋肉が完全に断裂し、患部に陥凹が見える状態。内出血、足がつけないくらいの痛み。
期間 3ヶ月~6ヶ月
筋肉痛・こむら返りと肉離れの違い
筋肉痛とは
微細な損傷を負った筋肉を治そうとしているときに痛みを感じます。肉離れの1度損傷に似ていますが肉離れは痛みがスポーツ中に起こり、筋肉痛はスポーツの後に痛みが出る事に違いがあります。肉離れはケガですが、筋肉痛はケガではありません。また、肉離れはひどくなると陥凹、内出血がありますが筋肉痛はありません。
こむら返りとは
こむら返りは筋肉が痙攣し、つっている状態です。スポーツ中にも痙攣して足がつることもあるので肉離れとこむら返りは間違えやすいです。
肉離れと違い、筋肉は切れていませんので治まると何ともなくなることが多いです。ひどいと痙攣が治まっても筋肉痛のような痛みが残ることもあります。
肉離れ・こむら返りの主な原因
- 1・筋肉量の減少 筋肉量は20代をピークに年齢と共に減少していき、ふくらはぎの筋肉も弱くなります。ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれていて、心臓に血液を送り戻すポンプ作用がありますが、筋肉量が減少するとポンプ作用も弱くなり、リンパ液や血液の流れが悪くなり、疲労物質が溜まりやすくなります。
そのため、筋肉量の減少は、肉離れ、足がつる原因になります。 - 2・筋肉疲労 運動不足で日頃使わない筋肉を急に使ったり、慣れない靴で歩き回ったり、激しいスポーツをして筋肉が疲労しても足が痙攣します。疲労時に筋肉に溜まった乳酸が脳に異常を感じさせ筋肉を急に収縮させ肉離れ、足がつることがあります。
- 3・筋肉の硬さ ウォーミングアップ不足や、疲労の蓄積、運動不足などで筋肉が硬いとないやすいです。
- 4・水分ミネラル不足 さらにこれから気温が高くなり汗をかくと、脱水状態になり血液がどろどろになり筋肉がうまく働かなくなります。更に汗でミネラル不足にもなります。ミネラルは筋肉と神経の情報伝達に重要な役割を果します。水分だけでなく、経口補水液やスポーツドリンクなどでミネラルなども摂るようにしましょう。水分ミネラル不足は肉離れ、足がつる原因になります。
予防対策としては肉離れもこむら返りも同じ
バランスの良い食事と水分をしっかり摂ることも大切です。マラソン選手が走りながら水分補給をしたり、他の競技でも試合の空き時間にこまめに水分補給をするのも、肉離れや足がつることを防ぐためです。特に就寝中にこむら返りになる人は、夜中トイレに行きたくないからと、水分を取らない方が多いですが、寝る前に水分をしっかり摂っておくようにしましょう。しかし、水分と言ってもアルコールやカフェインの多いビールや、コーヒなどは利尿作用があり水分が抜けやすくなるので水分補給をする場合はミネラルウォーター、麦茶、スポーツドリンクにしましょう。ミネラルも補給できます。スポーツドリンクは糖分も多いのでカロリーを気にされる方は麦茶にしましょう。また一気に飲んでも吸収されないので一日かけてこまめに飲むことが大切です。
肉離れの施術方法
施術メニューは接骨(急性症状)です。
損傷部に超音波、マイクロカレントなどで損傷部の修復を行っていきます。
受傷直後はRICE処置

1.Rest(安静)
受傷直後は安静にすることが大切です。無理に競技を続けるとひどくなり復帰が遅れます。
2. Icing(冷却)
患部を氷嚢などで冷やします。肌に直接置くと凍傷になることがありますのでタオルを1枚挟んで行いましょう。腫れや内出血が抑えられます。15分~20分冷やしたら凍傷がないか確認し最低でも冷やした時間は肌を休めましょう。これを何回か繰り返します。
3. Compression(圧迫)
患部にタオルを巻いて圧迫し、その上にアイシングを行うと冷却と圧迫同時にできます。血行不良が起こる可能性があるので締めすぎないようにしましょう。肌の色が変わったりしびれが出たらすぐに中止してください。
4. Elevation(挙上)
患部を心臓より高くすることにより腫れを軽減することができます。患部に熱があったり腫れているときは続けましょう。