姿勢が悪いと何が起こる?
- ①姿勢が悪いと一部の筋肉に負荷が集中し、逆に使われない筋肉は弱くなります。
- ②クセのある方向に体が傾くと骨盤や内臓の位置がズレて身体に大きな負担がかかり、内臓が正常に働かなくなります。
- ③猫背になると呼吸が浅くなり、酸素が全体に行き届かなくあんります。身体の老廃物が蓄積していき血流が悪くなります。
- ④悪い姿勢によって血流が悪くなることで、脳へ酸素が十分に行き届かなくなります。また、脳の活動低下につながり、疲れやすいと感じるようになります。自律神経も乱れます。
結果、筋肉の硬さ、筋力のアンバランス、骨格の歪み、内臓のズレ、血行不良、自律神経の乱れ、につながります。
生活習慣や環境は人それぞれですので、姿勢が悪くて起こる影響も人によって違います。中には姿勢が悪くても不調がない人もいます。骨盤が歪むと良い姿勢をしたくてもできなくなったり、何が真っ直ぐなのかわからなくなります。この状態で生活していると無意識のうちに無駄な負担がかかりあらゆる不調がでます。
姿勢を正すには意識も大切
姿勢を正そうとして意識をしてみても、どこを意識すればいいのか分からなかったり、意識しているつもりでも理想の姿勢ができない。という事はありませんか?理想の姿勢をするのに大事なのは肩甲骨と骨盤です。
肩甲骨
姿勢が悪い人は巻き肩になっている人が多く、肩甲骨が外側に離れてしまっています。特に女性はこの巻き肩が圧倒的に多く見られ、仕事で長時間のデスクワークやスマホを下向いて見ていたりすると、なりやすい傾向にあります。他にも巻き肩になることで肩周りの動きが悪くなり、二の腕をあまり使えなくなりたるみやすくなります。肩甲骨は中央に寄っていると胸が張れて良い姿勢になりますが寄せすぎはよくありません。
骨盤
理想の姿勢が、取れない骨盤の歪みには骨盤の前傾と後傾があります。前傾の人はポッコリお腹になりやすく、反り腰になり、重心も前にずれやすく太ももの前にばかり筋肉がつきやすくなります。後傾の人は背中が丸くなりお尻が垂れ気味になり顎も前に出て、老けているように見られます。また骨盤が後傾すると副交感神経というリラックスするときに働く神経が優位になり、1日中眠気があったり、やる気が出にくくなったりもします。
理想の姿勢
横から見た時に耳と肩と大転子とくるぶしが一直線になる状態。前傾でも後傾でもない位置に骨盤が傾くことによって、理想の姿勢がキレイに保つことができます。前傾でも後傾でもない位置というのは、当院では骨盤の傾き10度を基準にしています。骨盤の傾き10度は来院された方には説明させていただいていますが、10度が見た目もよく見えて体に負担のかかりにくい理想の姿勢になります。しかし、体が歪んで固まっている方は肩甲骨の位置や、骨盤の傾き10度をご自身で意識して正すのは難しいので猫背骨盤矯正で整えていくと少し意識するだけでに理想の姿勢ができるようになっていきます。

椅子に座る姿勢も大切
背中が丸くなっていませんか?足を組んでいませんか?前かがみになっていませんか?資料を横において置いてそちら側ばかりを向いていませんか?悪い姿勢を取り続けていると、筋肉が固くなって、血行が悪くなり不調を引き起こしてしまいます。
長時間のデスクワークなど、同じ姿勢や同じ動きを続けることは、身体に負荷がかかり首肩こり、腰痛の原因になります。仕事に集中していると姿勢のことは忘れてしまい、悪い姿勢を長時間続けている方は多いと思います。良い姿勢であっても長時間同じ姿勢を続けるのは体によくありません。こまめに立ち上がることや、休憩を挟むことが大切です。デスクワークの方は座る姿勢が大切ですのでとくに気をつけたい座る姿勢のチェックポイントをお伝えします。
理想の座り姿勢とは?
しっかりと骨盤を立たせ、坐骨が座面から90度の角度になるように意識します。意識しすぎて腰が反ってしまうのはよくありません。
膝は骨盤と同じく床と90度の角度になるよう意識することが大切です。骨盤と膝をこの角度に保つには、お腹のインナーマッスル腹横筋、腸腰筋が必要です。
首は骨盤の延長線上にあるイメージで、首もなるべく真っ直ぐを意識すること。画面を見るときには首を前に出すと首肩こりの原因になりますので、目線だけ少し下ろして見ると負担が少ないです。
床に座る姿勢
在宅で仕事をされている方の中では、椅子に座って作業されている方の他に、床に座って作業されている方も多いと思います。家でいるときに床で座ることが多い方もいます。しかし、床に座る座り方として、正座、あぐら、横座り、あひる座り、長座など、種類が多く、肩こり・腰痛、足しびれなどを起こしやすい座り方も多いです。
基本的にはデスクワークをする時には椅子に正しく座るのが一番良いです。しかし、床に座る場合はどの座り方が一番良いのでしょうか?
床での座り方、正座、あぐら、長座、横座り、あひる座り
正座
左右対称に体重がかかり、骨盤が立ちやすく、背中が丸くなりにくく、よい姿勢をキープしやすく腰への負担も少ない座り方です。。しかし、足がしびれてきたり、股関節、膝、足首などが、悪い方はできなかったりもします。正座補助椅子を使って違和感なく座れれば活用するのもいいです。
あぐら
骨盤が後ろに倒れやすく、猫背になりやすい座り方です。逆にあぐらで姿勢を整えようとするとすぐに疲れて結局悪くなってしまいます。お尻にクッションを入れて骨盤が後傾しないようにすると背中を真っ直ぐにしやすいです。
長座
足の関節に負担もなく体重も左右対称にかかり、背中が真っ直ぐであればいいですが、長時間になると骨盤が後傾して背中が丸くなります。一番良いのは座椅子を活用して深く座り背もたれを倒さずに直角にして、骨盤を立てて座ると負担がかかりにくいです。
横座り、あひる座り
女性が多いと思いますが、横座りは体重が偏ってかかるので、、骨盤のねじれや歪みが生じやすく、あひる座りはo脚になる座り方です。
床に座る事が多い方は正座、長座が良い座り方ではありますが、長時間はできないので、正座補助椅子や座椅子を活用すると床でも負担がかかりにくい姿勢を取る事ができます。
寝る姿勢の影響
仰向け、横向き、うつ伏せなどがありますが寝るときの姿勢は睡眠の質に深く関係しています。眠ったはずなのに疲れが取れない、すっきりしない、またよく眠れないという人は、寝るときの姿勢が影響しているかもしれません。どのような姿勢で寝るのがいいのでしょうか?
理想は仰向け
基本的に立っているときと同じ姿勢で横になるのが、体にとって一番負担が少ない状態になります。人間の背骨はゆるやかなS字カーブを描いています。立っている時背骨が自然なS字カーブを描いていれば、負荷を分散することができます。そのため背骨が自然なS字カーブを描いた状態で横になると、体圧が均等に分散され、体への負荷が少なくなります。しかし、寝てから朝起きるまで仰向けというのも良くありません。立っている時、座っている時もそうですがたとえ良い姿勢であっても何時間も同じ姿勢でいると体が硬くなり痛みが出てくるものです。寝ている間も寝方を変えないといけません。仰向けで寝ると寝返りを打ちやすいというメリットもあります。寝返りは一晩に20回くらいするのが理想で多すぎても少なすぎてもいけません。少ないと同じ場所に圧力がかかります。多すぎると眠りが浅くなってしまいます。立っている時の姿勢が悪く自然なS字カーブを描いていない人は寝返りも打ちにくく、眠りも浅くなり姿勢矯正が必要かもしれません。
仰向けだと腰が痛くなったり。いびきをかいたりでよく眠れない人もいます。その場合は横向きでもいいですが背骨がまっすぐになるようにし、寝返りを打って同じ方ばかり向いて寝ないようにしましょう。睡眠は一日の疲労を回復しないといけません。朝起きると体が痛い。よく眠れないという方はご相談ください。
正しい歩き方も姿勢から
歩き方がおかしいと言われたり、歩くと体のどこかが痛むという事はございませんか? 間違った歩き方を続けていると、体にさまざまな不調を起こしてしまいます。
以下に当てはまる方は正しい歩き方ができていないかもしれません。
- 首が前に出ている(ストレートネック)
- 肩が前に出る(巻き肩)
- 背中が丸い(猫背)
- 肩の高さが違う(骨盤の歪み)
- 重心の位置がずれている
- 腰をそっている(反り腰)
- かかとから地面についていない
- 足音がペタペタ
正しい歩き方をする前に、正しい立ち方ができていないと正しく歩けません。壁に背中を向けて寄り掛かり、以下の場所を壁につけてみてください。
- 後頭部
- 肩甲骨
- お尻
- かかと
このうちどれか着かない方は正しい立ち姿勢から改善しないといけません。正しい立ち方で正しい歩き方をすると体への負担が軽くなります。間違った歩き方を続けると、身体の一部に負担がかかり、一部に痛みが出ると、更に歩き方が悪くなりあらゆる所に不調が出てきます。
- 腰、股関節、膝の痛み
- 下半身太り
- O脚
- 外反母趾など足部の痛み
足に体重をかける順番は
- かかと
- 小趾球
- 母趾球
- 母趾
この順番で体重がかかっていない人は、外反母趾などの原因になります。歩くと痛みが出る方は立ち姿勢、歩き方が悪いかもしれません。
姿勢とダイエットの関係
体重が増えてしまいダイエットをしないと、ということはありませんか?ダイエットを始めようと思った時に、何から始めるべきでしょうか?思い浮かぶのは運動か食事制限になると思います。しかしダイエットでまず始めるべきは、姿勢改善から始めるのが一番効率がいいです。というのも、姿勢が悪いまま筋トレやランニングなどをすると、効率が悪く頑張っているけど痩せれないということが多くあります。
筋トレの場合
姿勢を改善せずに負荷を上げてしまうと、すでに日常生活で余分な負荷がかかって固くなっている筋肉にさらなる負荷が加わってしまうので、筋肉を痛めてしまって続けられなくなります。また骨格のアンバランスでの筋トレは歪んだ状態で筋肉がついたりします。
有酸素運動の場合
骨格のバランスが崩れている状態でランニングをすると片方の膝が痛くなったり腰が痛くなったりして、続けられなくなります。またバランスが悪い状態で有酸素運動をすると太ももの前にばっかり筋肉がついたり脚が細くなるどころか太くなることもあります。負担のかかる筋肉とさぼる筋肉にわかれるため効率よく運動ができません。これは普段の猫背や座りっぱなしの生活が原因で骨格のバランスが崩れ、悪い姿勢でのランニング、ウォーキングが原因です。スポーツでも同じスポーツ同じ練習をしているのに怪我の多い選手、少ない選手に分かれるのも骨格のバランスが原因かもしれません。
姿勢が悪いと
お腹周りの筋肉で支えきれなかった胃腸が重力で下がり、胃下垂やぽっこりお腹の原因になり、臓器の働きが悪くなります。姿勢を改善すると臓器もあるべきところに収まり、それまで滞っていた血流が改善し、バランスが崩れていた神経系の働きも向上します。こうした臓器の働きや神経系の働きの改善によって、落ちていた代謝は上がり、身体から余分なものを自然と落としていくようになります。
姿勢を改善しながらダイエットをすればすればこうした効率が良くなり引き締まった健康的な身体を作ることができます。
姿勢矯正の施術
施術メニューは猫背骨盤矯正(姿勢矯正)です。小中学生は子供猫背セラピーです。
施術のよくある質問
どのような施術を行いますか?
猫背と骨盤を同時に矯正していきます。姿勢を維持するためのトレーニングをが続かない方にはEMSや速圧トレーニングをお勧めしています。ご自身でできる方にはアドバイさせて頂きます。
初回はどれくらい時間かかりますか?
施術内容や状態の説明がありますので初回は75分くらいかかります。
施術時間はどれくらいかかりますか?
状態によって変わりますので何分とかはありませんが施術時間は約20~25分です。
猫背矯正だけやってほしいのですが?
猫背の方は骨盤も歪んでいますし骨盤が歪んでいる方は背骨や頭の位置も歪んでいます。当院では猫背だけ、骨盤だけという施術は行っていません。
今はあまり痛くありませんが今後の予防のためでもいいですか?
気になることがあればご相談ください。今後の予防の為や悪化しないように通われている方も多いです。
子供を連れて行ってもいいですか?
平日午前中であれば生後1か月から受付スタッフがお預かりできます。上のお子さんもご一緒でも大丈夫です。
保険は使えますか?
接骨院で保険が使えるのは原因が明らかな急性症状です。
施術は痛くないですか?
当院の施術は、ソフトで痛みを確認しながら施術を行いますので痛いことは行いません。
バキバキしてほしいのですが?
当院ではバキバキしたり強い刺激の施術はお断りしています。
1回で治りますか?
猫背や骨盤の歪みは生活習慣から来ていますので個人差があります。施術後は良くなりますがすぐに元の状態に戻ってしまいます。
どれくらい通えばいいですか?
週1回のペースで3か月が目安のになります。その後日常生活が改善されていれば施術を受ける必要はありませんし、不安な方は3か月に1回メンテナンスで通われています。