頚椎椎間板ヘルニアとは?
首の骨は7つあり、その間にあるクッションの役割をする椎間板が外に飛び出してしまった状態を言います。そのため、飛び出したヘルニアが首の神経を圧迫する事によって、さまざまな症状が出てきます。
放っておくと徐々に症状がひどくなっていき、肩、腕、手に、激しい痛みやしびれを引き起こすことがあります。すると、それが筋力の低下につながってしまい、日常生活に大きな支障をきたす恐れがあります。

頸椎ヘルニアで多い症状
首の痛み
急に首が痛くなって寝違えだと思っていたら何週間たっても痛みが引かないなど、頚椎ヘルニアでよくみられる症状です。心当たりがなく、突然首の痛みが出た時はぎっくり首や寝違えだと放置しないことが大切です。首の痛みに加えて肩から指先にかけてしびれが出る場合は整形外科をまず受診された方がいいです。
しびれ
首の神経は、首から肩を通り指先までつながっています。そのため、頚椎ヘルニアにより神経が圧迫されると、手にしびれが出ることがあります。また、下を向く作業は首に負担がかかりしびれが強くなる原因になります。
力が入りにくい
首の神経が圧迫されると、しびれだけではなく力が入りにくくなることがあります.
頚椎椎間板ヘルニアになる原因は?
加齢
人間は年齢に伴って筋肉量が年々減少していき、逆に体脂肪の割合が多くなっていきます。筋肉組織に比べて脂肪組織は水分量が少ないため、年々、体内の総水分量は減っていきます。すると、頸椎の椎間板内の水分量も少なくなっていき、硬くなり弾力性が低下していきます。
そのため、日常生活の負担の積み重ねで、損傷しやすくなってしまいます。一般的に、10代後半から椎間板の水分量が減少すると言われており、若いから、大丈夫ということではありません。
コンタクトスポーツ
ラグビー、柔道、レスリングなどのコンタクトスポーツで首に過度な負担がかかり生じることがあります。衝撃を受けて首に痛みがある場合は練習を控える必要も出てきます。
重労働
重いものを持ち上げる仕事の人は持ち上げる時に首に元からが入ります。中腰の姿勢や下を向く作業が多い人も、首に大きな負担がかかり、ヘルニアになりやすくなります。
交通事故
交通事故の衝撃で頭が揺さぶられることによりなる可能性があります。
デスクワーク
デスクワークをしているときに、パソコンに顔が近づき前屈み姿勢になっている人も多いと思います。この前かがみ姿勢を長時間続けると、首の骨の並び方に影響が出ます。本来、人間の首は横から見ると前にカーブを描いています。これによって頭の重さの負担が分散され、細い首で頭を支えています。しかし、前屈み姿勢が長時間、長期間続けると、首が前へ突き出して首の前に曲がるカーブがなくなり、首がまっすぐになっていきます。これの状態はストレートネックといわれ、頭の重さを分散できなくなり首の関節や筋肉に負担が蓄積されるようになります。
頸椎椎間板ヘルニアを改善するには?
首に負担がかかりにくい生活習慣をして良い姿勢を保つことがまず大事です。痛みがひどい場合は手術も考えられますが、必ずしも改善する人ばかりではなく、いったんなってしまうと長く付き合わなければならない症状です。手にしびれがある場合は整形外科で検査を受ける事が大切です。痛み止めなどで様子をみましょうということでしたら対応できます。
頸椎椎間板ヘルニアの施術
施術メニューは整体(全身矯正)詳しくはこちら
長年の生活習慣で悪い癖のついた身体のバランスを整えていきます。しかし、身体のバランスはとても繊細で1度正しいバランスに戻したとしても長年の生活習慣や癖によってすぐに崩れてしまいます。首に負担がかかりにくい身体に矯正をして、さらに生活習慣を見直すことで、無理なくいい習慣を身につけて痛みや症状を改善していきます。頚椎椎間板ヘルニアでお悩みの方はご相談ください。