
扁平足とは?
足の裏にある土踏まずが潰れ、足裏が平らになった状態です。土踏まずとは体重を効率良く支えるアーチのことです。アーチを作る靭帯や腱が緩んだりすることでアーチがなくなる状態です。
扁平足になるとどうなる?
かかとの骨が内側に傾いているので足にうまく体重をかけることができず、体が安定せず、片足立ちをしにくいのが特徴です。姿勢が崩れやすく、膝、股関節、腰に負担がかかりやすくなります。扁平足から外反母趾に進行する可能性もあります。
原因とは?
乳幼児の頃は誰でも扁平足で,2歳位になり転ばずに歩けるようになってくると小学生になるに連れて徐々に形成されていきます。しかし、成長過程で歩き方、立ち方などが悪いと土踏まずが形成されなくなります。大人になってからの扁平足は、年齢による腱の変性や体重の負荷、歩き方が悪く足裏の筋力が低下するなどの原因が考えられます。
ハイアーチとは?
本来の足のアーチの高さよりも更に高く盛り上がってしまっている状態であり、甲高、凹足とも呼ばれています。ハイアーチの足は、足底面が中央部で地面から離れているように見えることが特徴です。
ハイアーチになるとどうなる?
足の前部と踵に体重が偏ってかかり、アーチが衝撃吸収をしにくくなります。足にかかる負担が増え、足の疲れや痛みを起こしやすくなります。足裏の圧が高くなり、タコやウオノメができやすくなります。足が不安定になり、捻挫を起こしやすくなります。
原因とは?
激しい運動のしすぎ、足に合わない靴、体重増加、遺伝的なものや、筋力が強い男性に多いといわれています。
偏平足の施術
施術メニューは整体(全身矯正)詳しくはこちら
痛みがない場合は足趾のトレーニングを行ってください。痛みや今後の予防をされたい場合は施術を行います。
足部のアライメント(骨の配列)だけではなく根本原因である全身のバランス、重心の位置、歩き方、立ち方、筋力にもアプローチしていきます。
※当院では中度から軽度へと角度を少しでも改善する目的と足部への負担を軽減し痛みの緩和と悪化予防(進行を抑える)になります。重度の方で骨が変形しているのを真っ直ぐに改善することは手術でしかできません。痛みの緩和と悪化予防をご希望の方はご相談ください。
偏平足の施術例
へん平足と整形で診断されてバスケで足首の痛みが続き来院。10代男子中学生 豊田市在住
へん平足による痛み・足部に痛みが出やすい方は、歩く時の接地する面がC点(かかと)ではなく、A点(親指側)を接地面にしていることが多いです。
1日の歩数は平均すると、男性が8200歩で女性は7282歩になります。この歩数の中で接地面をA点(親指側)にしている方は、地面からの衝撃が常に親指側へ加わってしまう為、アーチがなくなって足の形が変わってきます。
足首の痛み、へん平足と整形で診断された方の施術例
※施術例であり効果には個人差があります。
来院動機
足首に痛みがあり整形へ受診したが、骨に異常なくインソールで様子見。バスケを始めてから再び足首が痛くなって再度インソールを作成したが変わらず、他に原因があるのではないかと思い来院されました。
10代男性 中学生 豊田市在住
来院時の症状
前距腓靭帯部(足首の外側)と三角靭帯部(足首の内側)に腫れと圧痛、歩行が困難になるほどの痛みのため松葉杖での歩行、通学は親が送迎
分析
姿勢写真から姿勢と骨盤・上半身の左右バランス、フットプリンターから重心の位置を分析
足首と足趾の関節がかたまって、痛みが強くて動けない期間がながかったため、お腹と下半身の筋力低下がみられました。歩行では、足を過回内足にして歩いていました。
施術内容
子供猫背セラピーにて、姿勢と骨盤を整えて左右バランスとかたくなった筋肉を緩めていきました。
足首と足趾は足部の矯正を行いました。
筋力は腸腰筋と腹横筋、足底筋をEMS(楽トレ)と下半身の筋力は速圧トレーニングとフットチューブを用いて足首と足趾に関係する筋肉を鍛えて、歩行指導も行いました。
施術のペースは矯正を週一回で、速トレでの筋トレは週2回で約3ヶ月続けていきました。
経過
施術を始めて1ヶ月くらいから痛みがなくなり、自分の力で通学できるようになりました。そこから2週間後には軽いジョギングができるようになって、サポーターを外しても歩けるようになりました。
現在はバスケに復帰できるくらい動けるようになって、速く走っても痛まなくなりました。
施術ペースは月一回でメンテナンスされています。
施術メニュー
子供猫背セラピー、フットプリンター、EMS(楽トレ)、速圧トレーニング