交通事故で一番多いのがむちうちです。病院で診断を受けると頚椎捻挫や外傷性頚部症候群といわれます。交通事故などの強い衝撃により頭が揺さぶられることで首に負担がかかり痛みや不調が出るものです。交通事故だけではなく、ラグビーなどのコンタクトスポーツ時や、ジェットコースター、高いところから落ちたりなどでも首に負担がかかり、むちうちになるケースがあります。
症状は?
- 首の痛みや可動域制限
- 首のはり
- 肩のはり
- 背中のはり
- 腕から手にかけてのしびれ
- 頭痛やめまい
- 耳鳴り
- 吐き気
- 顎の痛み
特に交通事故の時は興奮状態にある為、その日は大丈夫でも負傷した日から数時間後や翌日、数日後などに症状が遅れて出てくることがあり、症状の多くは2~3か月以内に徐々に良くなっていくと言われていますが、後遺症としてに苦しめられる方もいます。
バイクや自転車での事故やスポーツ時の衝突などで頭を強く打って記憶が飛んだりしている時は、首だけでなく脳の損傷を疑う必要があります。その時は大丈夫でも必ず病院でMRIやCTなどの検査を受けましょう。
むちうちのメカニズム

首の可動域は、前後約60度位と言われています。赤信号で車で停車中に後ろから車が追突してきた場合、衝撃で車はかなりの勢いで前に押し出されます。このとき車に乗っている人間の体も一緒に前に押し出されますが、胴体は前方へ行き頭は後方に振られ首が急激にしなります。
通常の首の可動域を越えた状態になります。その後胴体に引っ張られた頭が後で前に振られ頸椎が過屈曲します。その状態は首がむちがしなるような動きになるのでむちうちと言われています。その時に首の筋肉や靭帯、骨が損傷を受けます。
むちうち損傷の種類

①頚椎捻挫型(首の捻挫)
一番多く、首の痛み、首の運動制限、頭痛など
②バレ・リーウー型(自律神経損傷)
頭痛、めまい、吐き気、耳鳴りなど
③神経根型(神経の根本損傷)
首の痛み、腕の痛み、しびれ、脱力など
④脊髄型(脊髄や神経の損傷)
腕の痛み、しびれなど
⑤脳脊髄液減少症(髄液が漏れている状態)
頭痛、耳鳴り、めまい、倦怠感など
病院で検査を受けられた方は当院でも交通事故の施術を行うことができます。自賠責保険で施術代は0円です。発症して日が浅いうちは、組織が傷ついたり炎症が起こっている可能性も高いため、無理に首を動かさないようにし、首の動かしづらさや痛みに対して、電気、やマッサージ、首の骨の歪みがある場合は矯正をしていきます。交通事故のむちうちでお困りの方はご相談ください。