内反小趾とは?
足の小指が内側に曲がることです。足の小指が15度以上傾いていると内反小趾になります。内反小趾は女性だけでなく、男性にも多く見られます。外反母趾のように痛みが出ることは少ないのであまり気になる方はいないのですが、ほとんどの方は、自分が内反小趾であると気づいていません。

内反小趾の影響とは?
- 体を支える足の接地面積も少なくなってしまい、姿勢が崩れる。
- 歩く時にO脚、がに股になりやすくなる。
- 膝に負担がかかりやすくなる。
- 小指の付け根に痛み。
- 骨盤の歪みにつながる。
- 足の冷え。
- 爪が生えてこない。
- 小指をよくぶつける。
- つまづきやすい。
原因とは?
1. 靴の影響
内反小趾になる原因として多いのが、足に合わない靴を履き続けることです。先の細い靴やハイヒールや横幅のきつい靴は、履いている間、小指が常に圧迫され毎日履いていると徐々に変形していきます。特にハイヒールは、小指が圧迫された状態で前側に体重がかかるため、内側に曲がりやすくなります。小指は弱いのでストッキングや靴下でも影響を受ける事があります。
2. 足の筋力低下
加齢による筋力低下や、靴や靴下の着用による足趾の運動不足で、足の筋力低下が進みやすくなります。足趾の筋力が弱くなると、指を正しい形に維持する力も低下します。また足部の筋力低下で足のアーチが崩れ、体重のかかり方が小指側に集中し変形することがあります。
3. 歩く時の重心
歩行時のクセも、内反小趾の進行に影響があります。例えば、靴の外側がよく減り歩く時に足の外側に体重をかけるクセがあると、小指に負担が蓄積し、曲がりやすくなります。
内反小趾の施術
施術メニューは整体(全身矯正)詳しくはこちら
姿勢で大事なのは立った時にどこに重心があるかです。つま先重心や、かかと重心などは要注意です。正しい重心はくるぶしより1㎝くらい前、かかとより前です。ここで立つと足裏全体にバランスよく負担がかかります。また足趾も自由に動かしやすいです。この位置で立つとお腹のインナーマッスルがつかわれ、バランスの良い姿勢をすることができます。
痛みがない場合は足趾のトレーニングを行ってください。痛みや今後の予防をされたい場合は施術を行います。
足部のアライメント(骨の配列)だけではなく根本原因である全身のバランス、重心の位置、歩き方、立ち方、筋力にもアプローチしていきます。
※当院では中度から軽度へと角度を少しでも改善する目的と足部への負担を軽減し痛みの緩和と悪化予防(進行を抑える)になります。重度の方で骨が変形しているのを真っ直ぐに改善することは手術でしかできません。痛みの緩和と悪化予防をご希望の方はご相談ください。