脚のタイプについて

O脚は3タイプありますが、1つ目は生理的なO脚、2つ目は生活習慣や不調姿勢などが原因となるO脚、3つ目は病気などが原因となるO脚があります。。当院が対応できるのは2つ目の生活習慣や不良姿勢によるO脚です。
X脚は脚を前から見たときに、両膝はひっつくのに、内くるぶしがひっつかず、アルファベットの「X」のように見えるからX脚です。
両膝と内くるぶしがひっついて、ふくらはぎの間に隙間ができるような場合、XO脚とされています。
改善できるO脚できないO脚
O脚には改善できるタイプとできないタイプがあります。見た目のO脚と構造的O脚があるということです。見た目のO脚とは本当はO脚ではないけど、日常生活の姿勢や筋肉の使い方によってO脚に見えてしまっている状態です。構造的O脚とは骨が曲がってしまって本当にO脚になってしまっているものです。
しかし、必ずしも改善できる、できないと区別できるものではありません。それはほとんどの場合見た目の要素と構造的な要素が複合しているからです。どちらの要素が多いかによってどこまで改善できるか個人差があります。
改善できるO脚の特徴
日常生活の姿勢と筋肉の使い方に問題があり脚全体がねじれてしまっている状態です。セルフチェック方法は両足をそろえて立った時に膝のお皿が内側に向いています。これは股関節が内側にねじれていることを意味します。そのため、股関節のねじれを矯正していくことで両足の隙間が狭くなっていくことが期待できます。同時に座り方や歩き方などの生活習慣を修正していけばO脚は改善していきます。これが改善できるO脚です。この見た目O脚の原因は、小さい頃からの身体の使い方や姿勢の癖にあります。
見た目O脚は、長年の生活習慣によって太ももが内側に捻れていますので、立った状態で自然に反り腰で内股になり、歩くと内股歩きになってしまっています。内股歩きをすると、太ももとスネの外側にばかり筋肉がつき、内ももとふくらはぎの筋肉がつかなくなり、さらO脚に見えやすくなっていきます。
改善できないO脚の特徴
O脚矯正で改善できないO脚は、生まれつき骨の形が構造的に曲がってしまっている状態や外傷などで骨そのものが曲がってしまった状態です。脚全体のねじれというよりも、骨の湾曲が強くO脚になっている場合です。また、年をとってから変形性膝関節症で、後天的に改善できないO脚になってしまうこともあります。
セルフチェック法は両足をそろえて立った時に膝のお皿が正面から外側に向いているかどうかということです。内側に向いていないということは股関節のねじれはほとんどないということがわかります。ご自身ですねの内側を手でたどっていくと、どれぐらい曲がっているかわかります。
O脚の状態
O脚とは基本的に太ももの内側、膝の内側、ふくらはぎの内側、内くるぶしの間のいずれかに隙間が空いている状態のことです。しかし、筋肉や脂肪の付き方により見え方も変わります。
O脚と骨盤の関係
骨盤矯正をするとO脚も治りますか?という質問をよくいただきますが、骨盤矯正だけをしてもO脚は改善されません。O脚は股関節のねじれですので骨盤だけを矯正してもO脚はかわりません。逆にO脚だけを矯正しても骨盤の歪みは変わりません。
見た目のO脚の原因について
見た目のO脚の原因は、子供の頃からの立ち方、座り方、歩き方などの癖や姿勢で生じることが多いです。
立ち方
片足重心
片方の足に体重をかけた立ち方で休めの姿勢です。この立ち方は脚の左右のねじれがきつくなります。体重をかけている脚は小指側に体重がかかり脚が外側に傾きます。長時間この立ち方をしていると体重をかけている脚が疲れてくるので左右交互に脚をかえてねじることになります。
足を交差した立ち方
座っているときに脚を組むだけではなく、立った時も脚を組んだ状態をすると脚のねじれを招きます。
小指側重心
両脚均等に体重をかけていても小指側に重心をかけ親指側が浮くような立ち方があります。この立ち方をしているとすねの外側が伸ばされ心地よく感じたりもしますが、すねの骨が外側に曲がりようになります。
足先を内に向けた立ち方
内股の状態で股関節を内側にねじることになります。
床の座り方
アヒル座り
正座からさらに内股にした座り方です。ぺしゃんこ座りともいいます。両股関節のねじれを招きます。
横座り
同じ方向に横座りする癖があるなら片方の股関節は内側にねじれます。
椅子の座り方
足を組んで座る
左右非対称の脚のねじれを招きます。
膝を内側に向けて座る
アヒル座りの椅子バージョンです。両股関節が内側にねじれます。
両膝を片方に傾けて座る
横座りの椅子バージョンです。同じ方向にする癖があるなら片方の股関節和内側にねじれます。
O脚を治す習慣
当院でO脚矯正を受けてもらっても日常生活を改善していかなければ戻ってしまうこともあります。それは日常生活の積み重ねからO脚になっているからです。日常の生活習慣は無意志に行われることが多いのでいつのまにかO脚になる姿勢をとってしまうことが少なくありません。
脚を組む癖がある人が脚を組んでいても本人は気づきません。気づかないうちにO脚の姿勢を取っているのです。頭ではよくない姿勢だとわかっていても、ご自身で気づかず忘れてしまうことも多いでしょう。
当院では毎回座り方、立ち方の確認をし姿勢習慣のサポートをしていきます。毎回確認していくと日常の座り姿勢や立ち姿勢にどんな癖があるか意識しやすくなります。