仙腸関節炎とは?
仙腸関節とは?
骨盤は、中心に仙骨その左右に腸骨(寛骨)が挟んで形成されています。仙骨と腸骨のつなぎ目に当たる部分のことを言います。
仙腸関節障害とは?
仙腸関節は上半身と下半身のつなぎ目として衝撃を吸収するため固い靭帯で覆われています。関節が微妙に動くことにより衝撃を吸収する役割をしています。仙腸関節の靭帯が緩んでしまったて動きすぎたり、逆に固まってしまって動かなくなったりすることを言います。
仙腸関節炎とは?
過剰な負担によって仙腸関節が炎症を起こして痛みを引き起こすことを言います。
原因とは?
1,外傷による損傷
ぶつけたりなど突然の衝撃により仙腸関節にダメージが加わって仙腸関節炎になります。
2,骨盤に左右非対称の力が加わる
いつも鞄を同じ方に持つ、足を組んで座る癖があるなどの左右非対称な癖がある方は骨盤の片側に不均一な負担がかかり仙腸関節に痛みが生じます。
3,妊娠出産
女性は、出産の時リラキシンの影響で仙腸関節の周りにある靭帯が緩み産道を拡げます。出産後も靭帯が緩んだままでの育児、体重増加などで、仙腸関節炎を引き起こすことがあります。
4,仙腸関節に繰り返し負担のかかる運動や仕事
コンタクトスポーツや重いものを持ち上げる仕事など
5,変形性関節症
軟骨がすり減ることが原因
など
症状とは?
仙腸関節部分の痛み。長く座っていられなかったり、動き出しや寝返りで痛みが出ることが多いです。ぎっくり腰の原因の一つともいわれています