正しい歩き方はどうすれば?歩き方にはいろいろと説がありどれがいいのだろうと迷うかもしれません。歩き方は人それぞれで特に不調がなければ変える必要はありませんが、外反母趾など足に不調がある人、O脚が気になる人などは歩き方を変えていかないといけないかもしれません。正しく歩けていないと本来かからない負担がどこかにかかるようになり、偏ったところに筋肉がついて見た目が悪くなったり、不調が引き起こされてしまいます。
歩行の健康効果
歩くとは単純に足を交互に出して前進することですが、正しい歩行ができていないと不調につながるかもしれません。歩かないと健康に悪いというのはよく言われていることですが、運動不足や体重が増えるだけではありません。足裏の感覚や筋力が衰えると真っすぐ立てなくなったりバランスが悪くなったりします。足裏の機能を高めるために最も簡単なのが歩行です。
血流促進
歩くことで全身の血流を促進し体の隅々に栄養や酸素を届かせることができます。とくにふくらはぎは第二の心臓として働くことで血液が心臓に戻りやすくなり、血流の改善が期待できます。
リンパの流れ
歩くことによりリンパの流れも促進し、むくみの改善や老廃物も流すことが期待できます。ふくらはぎのむくみにも効果が期待でき足のだるさがぬけ軽く感じるようになります。
代謝向上
血流が改善されると、代謝も向上し、エネルギー消費も増加します。ダイエット効果や体温も上がりやすくなり冷え性にも効果が期待できます。
歩かなくなる悪循環
歩くことは大切ですが正しい歩き方ができていないと足部を痛めるだけではなく姿勢が悪くなり肩こりや腰痛につながることもあります。痛みや不調が出ると歩くのが億劫になっていきます。歩くことは基本動作で生きていく上で欠かすことはできません。歩行ができていないと老化が進んでしまいます。
たくさん歩けばいいわけではない
歩くことは健康に良いのは間違いありません。1日1万歩などを目標にしている人も多いでしょう。しかし、ただ量を歩くだけでは身体を痛める可能性があります。歩き方もそうですがその前に身体のバランスの崩れがあると片方の足が痛くなりかばっていたら反対側の足が痛くなってきたということがよくあります。
まずは身体のバランスから
豊田市ではランニングをする人が多いので当院に来院される方のよくあるお悩みで走っていると片方の脚だけ痛くなるというお悩みで来院される方が少なくありません。機能的脚長差という両脚ををそろえてみたときに脚の長さがずれている状態です。この状態でフルマラソンをしたらどちらかの脚が痛くなる可能性が非常に高くなります。
今まで鍼などいろいろな施術を試したけど良くならなかったのがフルマラソンをしても痛くならなくなったということがあります。ランニングフォームは変えずに身体のバランスを整えただけで負担がかからなくなることもあります。
ウォーキングも毎日1万歩をバランスが悪い状態で続けると痛みにつながることがあります。
正しい歩行ができると
それぞれ自分に合った正しい歩行ができると健康効果だけではなく痛みの軽減や、筋肉のバランスも整えることが期待できます。
腰痛緩和
歩くと腰が痛くなる人は歩き方にも原因があるかもしれません。歩き方を改善すると腰の負担も軽減され慢性腰痛の予防効果が期待できます。正しく歩けば体幹の筋肉も正しく使われるようになります。
肩こりの緩和
肩こりは無意識のうちに肩に力が入ってしまっていることがあります。正しく歩けると肩の力が抜け歩いている時もリラックスしやすくなります。
股関節や膝や足部への負担軽減
股関節や膝や足部に痛みがある人は歩き方にも問題があるかもしれません。歩き方改善すると股関節や膝や足部への負担が軽減され痛みの緩和が期待できます。
身体に負担がかかる歩き方
内股歩き
両足のつま先が内側を向き女性に多い歩き方です。O脚の人はこの歩き方をしていることが多く、太ももの外側すねの外側の筋肉が発達し足の内側の筋肉が衰えていく特徴があります。放置するとO脚だけではなくむくみや関節痛につながる可能性があります。原因は姿勢の悪さ、股関節のねじれが考えられ、正しい姿勢と歩き方を改善していかないといけません。
ガニ股歩き
立った時や歩いた時に膝とつま先が外側を向いて脚が開いた状態です。ガニ股は股関節が外にねじれ、O脚は内側にねじれた違いがあります。カニの横歩きのように見えることからそう呼ばれています。原因は姿勢や歩き方の癖、骨格、筋肉のアンバランスなどが考えられ、見た目の問題だけではなく、膝や腰への負担が増加する可能性があります。日常の姿勢、歩き方、筋力トレーニングで改善していく必要があります。
反り腰歩き
お腹を前に出し、お尻を突き出し腰が反った状態です。反り腰で歩くと、腰はもちろん太ももの前にばかり負担がかかります。背骨にも負担がかかりやすく将来的に脊柱管に影響が出る可能性があります。お腹を突き出しているのでぽっこりお腹につながることがあります。正しい立ち方から改善していかないといけません。
猫背歩き
猫背姿勢での歩き方です。日常生活で猫背になっている人は歩いている時も猫背になってしまいます。首を前に出して、目線が下がり、肩が前に出て、背中が丸い状態です。歩幅が狭くなる特徴があり、つまずきやすくなります。立ち姿勢、座り姿勢から改善していかないといけません。
ペタペタ歩き
ペンギンのようにペタペタという歩き方です。足を前に出したとき踵からつま先へ体重移動させるのではなく、足裏全体が同時にペタッと着地して歩く状態です。この歩き方は足指や足裏の筋肉が使われず足部の筋力低下を招き偏平足や開張足につながることが多いです。着地と同時に体重が前足にかかるため、衝撃から外反母趾やタコ、膝痛、腰痛などの原因にもなることがあります。
どすどす歩き
膝を伸ばした状態でかかとからどすどす音を立てる歩き方です。かかと重心になり地面をたたきつけるように歩く為、かかとや膝や腰への負担が増加します。とくに大股歩きやランニングでかかと着地をすると膝が伸びた状態になるので負担がかかります。
着地点の問題
歩き方の説は色々あり着地点の問題があります。かかとからの着地、足裏全体での着地、つま先から着地などがありますがどれがいいのでしょうか。どの着地もメリット、デメリットがあり、着地だけ意識すると逆効果になることもあります。
かかと着地
歩き方によってはどすどす歩きになってしまいます。当院ではかかとから着地し重心移動させ足裏全体をついてつま先で蹴りだすという足裏全体ででローリングしながら歩くのをお勧めしています。
メリット
- 重心移動がスムーズ
- 推進力を生みだす
- 足裏全体の筋力が使われる
- ローリングすれば衝撃を分散させれる
- 歩幅が自然に広がる
デメリット
- 膝を伸ばして着地すると衝撃が増す
- かかとでブレーキがかかる
- ランニングには向かない
つま先着地
つま先から着地して前進する歩き方です。フォアフット着地とも呼ばれランニングなどはつま先着地がいいでしょう。歩き方によっては負担の軽減や効率的な推進力が生まれる効果があります。正しい身体の使い方ができていないと筋肉に負担がかかります。
メリット
- 衝撃の分散
- 少ない力で前進できる
- ブレーキがかかりにくい
- バランス力が高くなる
- ランニングには特に良い
デメリット
- ふくらはぎに負担がかかる
- 習得に時間がかかる
- 体幹の筋力が必要
足裏全体着地
歩き方によってはぺたぺた歩きになり負担がかかることがあります。正しい歩き方をすれば負担が軽減される歩き方です。
メリット
- 負担の軽減
- スムーズな重心移動
- まんべんなく筋肉が使われる
- 疲れにくい
- 体幹の安定
デメリット
- 重心が後ろにのこり推進力が弱くなる
- ぺたぺた歩くと負担が増す。
- ぺたぺた歩くと足裏があまり使われない
一本線・二本線
人間の身体には軸があり、体軸がしっかり安定していると、全身の筋肉がバランスよく使え、姿勢が自然と良くなります。これにより、さまざまな不調の予防になります。また、体軸が安定していると、運動をした時にもバランスよく負荷がかかりエネルギーを消費しやすくなります。
歩き方には一本線上を歩く1軸と二本線状を歩く2軸ありそれぞれメリット、デメリットはあります。では、人間の歩き方は1軸と2軸のどちらが良いのでしょうか?これもいろいろと説があり迷われると思います。
目的や状況によって個人差があり、着地点もそうですが単純にすべての人に対してこの歩き方が良いとはいえません。不調がある場合、ダイエット、O脚などの目的によってそれぞれの特徴とメリット・デメリットを理解して選択しないといけません。
1軸歩行
平均台の上を歩くように身体の中心に軸を置きまっすぐ一本の線上に足を出しながら歩くイメージです。左右の足が交互に一本線上を通るような歩き方です。モデルや武道、バレエなどで使われています。特徴として軸が中心にあるので美しく見えます。
デメリットとしては、体感の安定力が必要になるため特にご高齢の方は、不安定になりやすく転倒のリスクや、骨盤や股関節に負担がかかることがあります。
2軸歩行
腰幅程度に足を開きそのまま足を前に出し2本の線上を歩くイメージです。左右の足を独立した軸に乗せて安定して歩くことができます。身体のひねりが入らないため腰への負担や疲れにくく、安定性が高く転倒しにくい歩き方です。一般的な人の歩き方です。
デメリットとしては、重心移動がうまくできていないとペタペタ歩きになりに二軸歩行でも負担がかかります。見た目がやや一軸歩行よりも不格好になることもあります。
当院でお勧めする正しい歩き方とは
正しい歩き方をする前にまず正しい姿勢ができていないといけません。立った時に猫背や反り腰にならないように、背筋を伸ばし、顎を軽く引いた状態で立ちます。着地点はかかとから着地をお勧めしていますが、大切なのは重心移動かかとをついたと同時に体重をかけるとかかとや膝だけではなく腰にまで負担がかかります。これは股関節が使えていないとこの状態になります。かかと着地時に体重がかかる人は脚が上がっていません。
いつもより1㎝足を持ち上げる意識を持った方がいいでしょう。1㎝持ち上げ上から脚を下ろすとかかとを着いた時には後ろ足に重心があり、ここから足裏全体をついた時に体重をかけます。足裏でローリングするようにつま先特に親指側で蹴り出します。この歩き方をすると衝撃も分散させられ足裏の筋肉の強化にもつながります。
軸は2軸歩行でつま先が外向き、内向きにならないように真っすぐ出すように意識をします。
歩くことから
最近では24時間ジムなどが増えジムでトレーニングをしている人が増えてきました。ジムに置いてあるすべてマシントレーニングを行えば全身の筋肉が鍛えるようになっています。しかし、ジムでのトレーニングで痛めたという人も少なくありません。このような場合正しい姿勢で行えていない可能性があります。
正しい姿勢や身体のバランスが崩れていると偏った負担がかかりケガにつながることがあります。トレーニング歴が長い人でも痛めることがよくあります。運動習慣があまりない人がいきなりジムでのトレーニングはハードルが高いのでまずは正しい姿勢を身につけ正しく歩くことからはじめましょう。
身体に不調や痛みがあると整形外科や接骨院や整体に行けば症状を軽くすることはできます。しかし、通院したからといって一生そのような症状から解放されるかというとそうではないことが多く、同じ症状で何度も通院すると人も珍しくありません。それは症状を緩和させているだけであって、根本的に改善されているわけではありません。根本原因が残ったままなので一時的に良くなっても時間がたてば症状が再び出てきてしまいます。
根本的に改善していくには生活習慣を見直して身体が歪んでしまった原因を改善していくことが必要不可欠です。バランスの取れた食生活や睡眠時間の確保、立ち方、座り方、歩き方などを正していかないといけません。長年の生活習慣を改善していくには簡単な事ではありませんが、歩き方、立ち方でもいいのでまずはできることから始め、少しずつ積み重ねていくことにより身体に変化が現れ健康に近づいていきます。
まとめ
歩き方にはいろいろ説があり今回ご紹介した歩き方はすべての人に適応するものではありません。人それぞれ体型や目的などに応じても変わってきます。当院では整体の施術をするだけではなく目的状態に合わせた歩行の改善のアドバイスもしています。






