接骨院でなぜ予約制?
身体に痛みが出た接骨院に行こうと思った時に、そのまま行ってもいいのか、予約しないといけないのか迷われたことはありませんか?一昔前は接骨院といえば飛び込みで行くのが当たり前でしたが最近では予約制を導入している接骨院が多くなっています。
当院でも予約制になっています。予約なしでそのまま来院されても予約が空いていればその日に対応できますが、予約が埋まっている場合は後日予約をしていただく形になっています。これはぎっくり腰でお越しいただいても予約が埋まっていた場合は予約されている方が優先ですので対応できません。
予約制、予約のない接骨院の特徴
待ち時間
予約制は時間よりも早く来院された場合は時間までお待ちいただくこともありますが、予約時間を過ぎてお待たせすることはほとんどありません。ほかの予定も立てやすいのもメリットでしょう。しかし、仕事が早く終わって今から行きたい時などは予約の空きがないと変更ができません。
予約なしの場合のメリットは行きたい時間にいつでも行けることでしょう。しかし、混んでいると待ち時間が長くなりいつ帰れるかわからない状態になります。ほかの予定も立てにくいでしょう。
施術時間の確保
予約制の場合施術時間をしっかり確保して状態に合わせた施術を行うことができます。しかし、遅刻をしてしまうと次の予約の方にご迷惑になる場合は施術時間が短くなり予約の変更をしないといけない場合があります。
予約なしの場合営業時間内であれば遅刻はまずありません。しかし、すいているときは施術時間が長く、混んでいると短いということがあるかもしれません。
事前情報
予約をするときにどのような事でお悩みなのか。いつからどのように痛いのかなどの情報を事前に得ることができます。過去に同じようなお悩みの方の症例や施術の順になどを事前に準備することができます。
予約なしの場合は来院されてから考えないといけません。
当院での予約方法
ライン予約
ホームページからライン登録をして、名前、生年月日、電話番号を入力し、症状などを送信してください。24位間受け付けはしていますがご返信は既読してから7時から22時くらいまでに行います。予約の変更などもラインでできますので一番おすすめの予約方法です。
電話予約
接骨院のホームページなどにある番号に電話をかけ、接骨院スタッフにご希望日、時間帯、お悩み事を伝えることで予約を取ることができます。電話の場合は営業時間内にお願いいたします。
オンライン予約
当院のホームページの予約フォームから予約を取る方法です。LINEをしていない方や電話が苦手な方はこちらからお願いいたします。24時間受け付けています。
来院する
来院して受付で直接予約を取る方法です。直接お越しいただいた方は今施術をしてほしいという方が多いですが空いていたら対応できますが、予約がある場合は受付で空き時間をご案内して予約をお取りします。空きがないとまたお越しいただかないといけませんのでなるべくラインなどでご予約お願いいたします。
接骨院の施術時間
接骨院に来院すると施術時間なども気になると思います。外傷や急性症状や慢性症状などによっても施術時間は変わります。もみほぐしなどに頻繁にいかれている人は施術時間60分コースや90分コースなどをイメージされると思います。もみほぐしの場合は60分なら60分もみほぐしの施術をしています。接骨院の場合、施術時間は20分から30分のところが多いのではないでしょうか。
もみほぐしの場合は痛みや症状を改善することが目的ではなく、もみほぐすことを目的としているためカウンセリングは必要ありません。接骨院の場合、初回は1時間から1時間30分かかるところもありますがそれはカウンセリング込みの時間になります。
痛みなどの症状を改善する場合はいつどのようにして痛めたのか、どのような仕事をしているのか、どのような日常生活をしているのかなどの情報も必要になります。そのような情報を得たうえで施術方法を考えアプローチしています。
長い施術時間で効果を出すより、短い施術時間で効果を出すことを目的としています。もみほぐしの場合心地よさがすべてになりますが、接骨院の場合施術は受けていてよくわからなくても症状の改善がすべてになります。
また、短い時間での施術の方が身体にとって負担が少なくもみ返しのような症状も起こりにくいです。例えば、病院や歯医者さんも症状の改善が目的です。麻酔などをしていても長い時間施術を受けたら疲れてしまいます。病院での手術、歯医者さんの施術を長くやってほしいという人はいないのではないでしょうか。
施術は筋肉のこりや歪みに刺激をいれていますので長時間や強い刺激を入れてしまうと身体に負担がかかります。施術は20分から25分ですが、矯正自体は5分もかからないくらいの時間で十分に効果を出すことができます。
接骨院に通うペース
通院回数によって時間や金額が変わりますので、接骨院に通院する場合通院ペースは気になると思います。また症状や目的によっても異なります。慢性症状の場合でも、なかには1回の施術で調子が良くなることもありますが、ほとんどの場合1回では一時的に良くなってもすぐ戻る、症状はあまり変わらないことが多いでしょう。どこの接骨院を選ぶのかによって改善にかかる時間と金額が変わってきますので参考にしてください。
当院の症状別の通院ペース
慢性痛は、日常生活での負担の蓄積によって筋肉が硬くなり、痛みやしびれといった症状を引き起こします。施術後は筋肉の硬さが和らぎ血流が良い状態になります。しかし、施術後から次の施術までに安静にするわけにはいかないので同じように日常生活で負担が蓄積し、元の硬い状態に戻ってしまいます。
特に通院初期は、元の状態に戻りやすくなっています。ですのではじめから2週間、月1回など施術の間隔を空けていてもなかなか症状は改善していきません。施術後の良い状態を忘れる前に次の施術をすることで、身体が正しい状態を少しずつ覚えていき良い状態を維持できるようになっていきます。
あくまでも目安ですので効果には個人差があります。
急性症状
ぎっくり腰、捻挫、打撲などは1回から3回の施術を48時間から72時間空けて行います。
慢性症状
肩こりや腰痛などは週1回のペースで3か月の通院で改善を目指します。慢性症状は1回の施術では改善しにくいため、施術を受けるだけではなく、セルフケアや日常生活の改善、運動不足解消も必要になってくるため日常生活の改善があまりできていない方は状態が安定したら1か月~3か月に1回のメンテナンスに通院されることが多いです。
神経症状
坐骨神経痛などは急に症状が出てきたとしても長年の蓄積でしびれや痛みが出ていることが多いです。症状が強い場合は2~3週までは週2回その後は週1回のペースで改善を目指します。期間は3か月くらいです。
猫背や骨盤の歪み
猫背、巻き肩、ストレートネック、骨盤の歪みなどは長年の姿勢の癖から来ていますので1回施術を行うとその時は改善されますが3日くらいですぐ戻ることがほとんどです。通院ペースは週1回、3か月で改善を目指します。日常生活の改善ができていれば必要ありませんが、油断すると悪い姿勢を取っている方は3か月に1回メンテナンスで通院されることが多いです。
接骨院に頻繁に通院できない場合
施術者に相談することが大切ですが慢性痛の場合、初めから2週間に1回、月1回の通院で改善してほしいというご要望は難しいでしょう。
慢性痛の場合、日常生活の癖などから不調が出ていることが多く、例えば脚を組む癖がある人は無意識のうちに脚を組んでいることがほとんどです。脚を組まないようにするとつらいと感じることが多いでしょう。その癖を治す場合でも2週間に1回、月1回脚を組まないよう意識しても癖を治すのは難しいでしょう。
施術だけを受ければ良くなるというわけではありませんので、初めの内はコンスタントに通院する事が大切です。しかし、体調不良や仕事など何かしらの都合で通院の期間が空いてしまう場合は、事前に施術者と相談すればその期間、家でできることなどのアドバイスなどもしてもらえるでしょう。
接骨院で施術を受ける時に避けた方がいい服装
接骨院での施術は、身体をひねったり、脚を曲げたりすることがあります。ジャージのように身体を締め付けない動きやすい服装がおすすめです。
ボアやダウン
筋肉を指圧する施術もあります。ボアやダウンなどの分厚い服は効果が弱くなることがあります。
硬いジーンズ
脚を曲げる施術の妨げになることがあります。薄手の服やストレッチのきいたジーンズであれば問題ないです。
スカート
脚を曲げる施術もあるためスカートの場合はジャージなどに着替えてもらうこともあります。
パーカー、タートルネック
フードのある服は首の施術の妨げになるのでフードのない服を選びましょう。
シャカシャカした服
ウインドブレーカーなどシャカシャカした服は施術が滑ることがあるので選ばないようにしましょう。
スーツ
仕事帰りに通院される人にはスーツで来院されることもあるでしょう。施術の時にはジャケットを脱いでいただきネクタイを外してもらいます。スラックスはジャージに履き替えてもらうことがあります。
接骨院の通院前に気をつけること
通院する目的
接骨院に通院する時には、まず通う目的とゴールを施術者に伝えることが大事です。例えば、痛みだけ何とかしてほしい場合、根本的に改善してほしい場合では、施術内容が大きく変わってきます。根本改善は期間が必要になるため、痛みが治まればいいのに長い間通院しなければいけません。それぞれの目的に合った施術を選ぶようにしましょう。
また、接骨院で健康保険が使えるのは、原因がはっきりした急性症状です。当院の場合、保険だけでは施術を行っていませんので保険だけで施術を受けたい人は事前に確認した方がいいでしょう。慢性症状は、健康保険が適用できないため、費用面では注意が必要です。
施術内容を確認する
接骨院によって得意分野が異なりますので通院前に、ホームページで施術内容を確認しておきましょう。ラインなどで質問を受け付けているところもあります。
施術の強さも確認した方がいいでしょう。強い刺激やバキバキしてほしい人がソフトな施術のところへ行くとお金が無駄になってしまいます。また、ソフトな施術を求めている人が強い刺激のところへ行ってしまってもいけません。
営業日、時間の確認
接骨院を選ぶ時に営業日、時間の確認をしていきましょう。たまたま仕事が休みだったから今日はこれたけど仕事があると通院できないということでは無駄になってしまいます。ホームページで土日の営業や営業時間なども確認し、継続して通院できるか事前に確認しておきましょう。
病院、接骨院行くべきケース
症状があるけどどこに行けばいいか迷うことがあると思います。基本的にはレントゲン、CT、MRIなどで診断ができるのは医師しかいませんので何か気になる症状があれば、まずは医師の診断を受けることがいいでしょう。命に係わる症状や出血、胸痛、腹痛、過度の頭痛、顔の腫れなどの場合は病院じゃないと対応できません。検査して異常がないけど痛い、異常はあったけど痛み止めだけで病院での治療がない場合は接骨院や整体に行く方がいいでしょう。
骨折、脱臼の疑い
接骨院では骨折、脱臼の応急処置はできますが治療をするには医師の同意が必要になります。接骨院で骨折、脱臼の疑いがあると判断した場合、整形外科に転院しないといけません。骨折しているかも、脱臼したと思った場合は整形外科に行った方がいいでしょう。
交通事故
交通事故のケガはまずは医師の診断を受けないといけません。症状が軽い場合も医師の診断を受けその後は接骨院と併用して通院する事はできます。
神経障害
手のしびれや足のしびれなどの症状がある場合、手術になることもありますのでまずは医師の診断を受けた方がいいでしょう。病院での治療がない場合は接骨院で対応できます。
姿勢の問題
ストレートネック、猫背、反り腰などは整形外科で診断を受ける事があります。接骨院では改善するための施術を行うことができます。
まとめ
接骨院ごとに得意分野や施術方針が全く違うため、自分に合った院を選ぶことが大切です。接骨院の雰囲気、先生や施術との相性は、実際に行ってみないと分かりません。行く前にある程度の必要な知識をご紹介させていただきました。最終的には一度受けてみてどう感じるかを基準にするのがおすすめです。






