交通事故に遭った時に首を痛めることが多く症状としてはむちうち(頚椎捻挫)が最も多いといわれています。突然強い衝撃を受けると、頭が揺さぶられ首は負担を受けやすい部位になります。首に衝撃を受けることでむちうち(頸椎捻挫)だけではなくストレートネックや変形性頚椎症になることも多いといわれています。
交通事故でストレートネック?

首の骨は横から見ると、前方にカーブを描いているのが正常です。頚椎が前に曲がっていることで、頭の重さと歩いた時の衝撃を軽減する働きがあります。この首の骨が真っすぐになってしまっている状態をストレートネックで、最近ではスマホ首といわれています。ストレートネックになると、顔が前に出る姿勢になってしまい、首や肩などに負担がかかりやすくなります。
通常ストレートネックになる原因は、日頃の姿勢の影響が強く前かがみでのパソコン作業やスマホを下を向いてみていることで、首が真っすぐになってしまうことが多いといわれています。また、交通事故で衝撃を受けたことによりストレートネックになる場合もあります。
むちうちになると首の筋肉が硬くコリを感じやすくなります。筋肉が硬くなることでむちうちからストレートネックになることがあります。
ストレートネックのタイプ
筋肉によるもの
パソコンの前かがみ姿勢やスマホを下向いてみている習慣で、首が前に出た状態で筋肉が硬くなる状態。
骨によるもの
首の骨が変形し、骨の隙間が狭くなりカーブがなくなる状態。年齢とともになりやすいです。
ストレートネックの改善の場合、筋性であれば改善の見込みがありますが骨の形が変わってしまっているものは改善が難しいです。
変形性頚椎症とは
首の骨が変形することにより神経を圧迫したりして症状が出る病気です。基本的には長年の負担の積み重ねでなることが多いですが、事故の衝撃でなることもあります。
頸椎椎間板ヘルニアとは
首の骨の間にある椎間板が飛び出て神経を刺激すると症状が出る病気です。基本的には日常生活での椎間板への負担でなることが多いですが、事故の衝撃でなる場合もあります。
ストレートネックの人は
首の骨のカーブがなくなっているので衝撃を逃がせず頚椎症、頸椎椎間板ヘルニアになりやすいです。むちうちは首に衝撃がかかった時にしかなりませんが、ストレートネック、頚椎症、頸椎椎間板ヘルニアは日常生活習慣でなることが多いです。事故でなってしまったのか、日常生活でなっていたのか、なっていたのが悪化したのか整形外科でしっかり検査を受ける事が大切です。
交通事故でお困りの方はご相談ください。