慢性頭痛の種類とは?
こんにちは院長の石田です。
慢性頭痛に悩まされている人はかなり多く、当院でも頭痛やめまいで来院され方は多いです。なお、その慢性頭痛は、大きく「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」の3つに分けられます。
このうち、緊張型頭痛は、首肩こりなどの筋肉が緊張することによって起こるといわれています。日頃から姿勢の悪い人や、長時間猫背でデスクワークをしている人に多く、筋肉中の血管が収縮して血行が悪くなり、痛みを引き起こすと考えられています。
またストレスも、緊張型頭痛を引き起こします。ストレスを感じている状態が長時間続くと、交感神経の作用により、やはり筋肉が緊張し、血行が悪くなるのです。花粉症などのアレルギーもストレスになります。
片頭痛は、頭の片側もしくは両側に脈打つようなズキズキとした痛みが生じ、また、緊張型頭痛と片頭痛を併せ持つ人もいます。
片頭痛が起こる原因については、まだ完全に明らかになってはいませんが、ストレスによって長時間収縮していた血管が一気に広がり、痛みが発生するのではないかとも考えられています。
群発頭痛については、片方の目の奥をえぐられるような痛みに襲われます。群発頭痛の原因についても、まだ明らかにされていませんが、目の後ろを通っている血管が広がり、痛みが発生するのではないかと考えられています。
慢性頭痛に関しては、まだ解明されていないことが多く、病院で検査をしてもはっきりとわからない場合が多いです。頭痛の種類によって、予防や治療の方法は異なりますが、緊張型頭痛の人の場合は、必ず首肩の筋肉がこっており、頭痛を悪化させていると考えられます。
そこで、できるだけ正しい姿勢を保ち、長時間同じ姿勢をとり続けないようにし、適度な運動をすることが大切です。しかし、筋肉が凝り固まっている方は良い姿勢がしたくてもできないと思います。頭痛に悩まされている方はご相談ください。