ぎっくり腰になりやすい人の特徴とは?
こんにちは。院長の石田です。2月になり寒さがまだまだ厳しくなりますが、最近ぎっくり腰で来院される人が増えています。掃除機をかけていたら、靴下を履いたら、物を持ったら、子供を抱っこしようとしたら、起き上がろうとしたらなどふとした時に急激な痛みで酷いと動けなくなることもあります。
ぎっくり腰とは?
例えば、何か月も前からずっと腰が痛い。これはもうぎっくり腰といいません。何か月も痛みが続くものは慢性腰痛になります。基本的にぎっくり腰は痛みがない状態から急に痛みがでる急性腰痛になります。しかし、急性腰痛から慢性腰痛になることもありますし、慢性腰痛からぎっくり腰になることもあります。
ぎっくり腰になりやすい人の特徴とは?
ぎっくり腰や慢性腰痛の人に多い特徴として運動を何もしていないという人が多いです。誰でもぎっくり腰になる可能性はありますが運動をしていればならないということはありません。しかし、ぎっくり腰になる確率、腰を痛めた時の回復力には差があるように感じます。
肥満の人はぎっくり腰になりやすいというよりも、日頃からあまり運動をしていない人が多いです。痩せた人でも、運動不足の人はなりやすいです。しかし、体重が多くて運動不足の人の方が腰にかかる負担は大きくなります。ぎっくり腰になりやすい人は腰を支えている体幹の筋力が弱っていると思います。腰にかかる負担をサポートできなくなっている可能性があります。
ぎっくり腰にならないようにするための予防法は?
一番は運動をして筋力をつけることになります。それ以外に出来る事は腰に負担のかかるような姿勢を長時間続けない事です。デスクワークの方は運動不足にもなり腰に負担のかかる姿勢を続けぎっくり腰になることが多いです。立っている時よりも座ったままの方が腰に負担がかかります。1時間に1回は立ち上がってストレッチなどをした方がいいと思います。下にあるものを持つ場合は腰を曲げて持ち上げるのではなく膝を使って持ち上げると腰の負担は軽くなります。
ぎっくり腰になりにくい座り方は?
悪い姿勢よりも良い姿勢で座る方が腰にかかる負担は少ないです。猫背になっている座り方が一番腰に負担がかかります。逆に、良い姿勢をしようとして腰をそる座り方も腰には負担がかかるので、背中が丸くならず腰をそらないニュートラルな姿勢が腰にかかる負担は一番少なくなります。ただ、良い姿勢であっても同じ姿勢を何時間も続けていると腰に負担がかかるので、長時間同じ姿勢を続けないことが大切です。
ぎっくり腰になってしまったら?
施術を受けた後、安静にすることが大切です。仕事を休めない場合は当院ではコルセットの貸し出しをしています。極力腰に負担がかかる仕事はしないようにしないといけません。家で安静にする姿勢も大切で座って安静にすると腰に負担がかかるので横になって少し丸くなる寝方が腰には負担が少なくなります。