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【接骨院 肩の痛み】
五十肩の治療と再発予防での施術例
五十肩とは?
痛みの原因がはっきりしない(はっきりする腱板断裂 、石灰沈着性腱板炎 、インピンジメント、変形性肩関節症などを除く) 中年代以降の人に起きやすい肩の痛みと運動制限をきたすもので正式には肩関節周囲炎といいます。
※施術例であり効果には個人差があります。
来院動機
痛みは1か月前くらいから出始めて夜間痛もひどくなり来院。5年前にも五十肩で両方の肩の経験あり。
初回来院時の症状
どの角度にも痛みで動かせない状態。仰向けで寝ると患側を健側で支えてないと態勢を維持できなく常に問疼痛、患部の熱感。
分析
日ごろから姿勢も悪く猫背の状態。運動もしていなく筋力低下、筋肉は硬結。まずは幹部の炎症を抑え、治まり次第全身のバランスを整える施術と筋力アップが必要。
施術内容
患部には超音波とマイクロカレントを週2回。全身筋肉調整と全身矯正を週1回。
経過
2週間ほどで炎症も収まり夜間痛も消失。肩も動かせるようになったが関節拘縮が残る。それから2週間ほどで関節の動きも元の状態に。過去に繰り返す経験があるので筋力強化と全身のバランスを安定させるため継続されました。
施術メニュー
EMSトレーニング
超音波、マイクロカレント
こんにちは。豊田まえやま接骨院の石田です。
何も心当たりもないの肩が痛くてあげれない。四十肩、五十肩でお悩みの方が多いですが、その原因について説明をしていきます。
四十代から五十代に多いのでそのような名前がついていますが肩関節周囲炎とも呼ばれ、動かす時の痛みだけでなく、夜寝ているときに痛みがひどくなる夜間痛が特徴的です。特に痛くて動かせないのにそのうち治るだろうと放置してしまうと関節が固まってしまい痛みがなくなってもこれ以上あげれないというようなケースもあるためリハビリなどで早めに関節を動かすことが必要です。
四十肩、五十肩は肩関節の周囲にある組織で炎症が起きて痛くて動かせなくなる事ですが、なぜ炎症が起こるのかは、デスクワークや猫背など不良姿勢などで肩甲骨の間の筋肉が硬くなると肩甲骨が固まって動きが悪くなってしまいます。更に巻き肩になると腕の位置が通常より前に移動してしまい、その状態で肩甲骨が動かないのに無理に腕を使っていると、肩関節に負担が蓄積されてしまいそれが原因で炎症が生じてしまいます。
腕をバンザイするところまであげる、これは約180度ですが、肩の関節だけで上げれるのは約120度までです。それ以上は肩甲骨が動いて180度まで上げる事ができます。この肩甲骨と肩関節の動きの関係を専門的には「肩甲上腕リズム」と呼びます。姿勢を矯正して肩の位置、肩甲骨の位置を元にもどして、肩甲上腕リズムを正しくできるようにしてあげれば肩関節への負担が軽減され、炎症も治まってきます。
これはペインフルアークサインと言って60度から120度の間だけ痛みが出てそれ以外は痛みが出ない腱板損傷のテストです。120度から上に上げるには肩甲骨が動いていないと上げれません。
ここまでの話をまとめると、四十肩、五十肩になるメカニズムは、姿勢が悪い→腕が前に移動する→肩甲骨が外に移動する→肩甲骨の間の筋肉が硬くなる→肩甲骨の動きが悪くなる→腕を動かす→肩関節に負担。このような流れで、肩関節に炎症が生じてしまっています。四十肩、五十肩は自然によくなることもありますが、関節は痛くて動かさないと関節が固まってバンザイができなくなります。ですので、一度良くなっても再発したり反対側の肩が痛くなるのはそもそも肩関節に負担をかけている原因が変わっていないからなのです。
症状の急性期(動かさなくても痛い時期)が過ぎたら早めに状態に合わせたリハビリと肩に負担がかかっている原因の改善を行うことをおすすめします。